ランタンハンガーと言えばsanzoku mountainのshockという認識が広く浸透し、キャンプ場で必ずと言っていいほど目にできます。
もはやガレージブランドの域を超え、メジャーギアと言っても過言ではありません。
管理人もその愛用者の一人で、ガレージブランドの王道ギアをスルー出来るわけもなく今更ですが、その詳細をお伝えできればと思います。
sanzoku mountainとは
sanzoku mountain(サンゾクマウンテン)は、私の地元でもある横浜のガレージブランドです。
質実剛健の鉄製品(黒鉄皮)が売りで、男くささで右に出るブランドはありません。
ただ男くさいだけではなく、その実用性、耐久性は一般的な大手メーカーの製品よりも高く、デザインもシンプルでワイルドさの中に高い鉄加工技術だからなせる造形美を感じます。
【sanzoku mountain】ではオリジナル自社ブランドを立ち上げ、キャンプ用品の製作・販売を行っています。デザインや用途など、すべてにおいて「心地いいキャンプを」をコンセプトに、斬新でワイルドかつクールなキャンプ用品をお届けいたします。確かな品質と心躍るようなデザインで、皆様のキャンプをより良いものに。
出典:sanzokumountain
管理人はいくつものサンゾクマウンテンさんの製品を所有しており、どれも使い込む程手放せなくなる逸品でございます。
購入品紹介
- 内訳:弓フック x1、鍵フック x1、ポール x1
- サイズ:下記画像参照
- 重量:3kg
- 材質:鉄材(黒皮仕様・無塗装)
- 生産地:日本
- 価格:15,000円 (税込み)
最初に購入した定番のセットです。
購入した2018年より、2021年5月現在は18,000円 (税込み)と約3,000円値上がりしています。
ランタンをひっかけるフックは取り外しできない仕様で、紛失する恐れがなく安心です。
Vapalux M320、ビーコンライト、カンブリアンランタンなどがかけられます。
ポールを打ち込み、「弓フック」や「鍵フック」をポールのホールに差し込むだけで簡単に設置可能。
- サイズ:下記画像参照
- 重量:1kg
- 材質:鉄材(黒皮仕様・無塗装)
- 生産地:日本
- 価格:7,800円 (税込み)
ペトロマックスHK500サイズのランタンをかけるには、通常の「弓フック」ではサイズが合わず、「wide」サイズを選ぶ必要があります。
- サイズ:1m
- 重量:1kg
- 材質:鉄材(黒皮仕様・無塗装)
- 生産地:日本
- 価格:4,900円 (税込み)
差し込みホールが2個ついてるのポールで、使い道が広がります。
真っすぐ以外に斜め刺しでの使用も可能ですので、焚き火時のケトルかけに最適です。
- サイズ:16cm
- 重量:216g
- 材質:鉄材(黒皮仕様・無塗装)
- 生産地:日本
- 価格:3,700円 (税込み)
「鍵フック」はたくさんあっても困らないアイテムです。
京都のアウトドア名店「風街道具店」のオリジナルギアハンガー、「kaze hanger compact V4」のポールにも掛けられます。
秀逸な点5つ
① デザイン性
「弓フック」のグラマラスな曲線美を一度見たら忘れられない方も多いのではないでしょうか。
鉄を折り曲げただけですが、どの角度から見ても、どんなギアをかけても様になります。
② 高い安全性
ペグのように、ポールを打ち込んで使用するため、コールマンのランタンスタンドのような三脚がなく、子どもが引っかかって転倒するリスクはありません。
頑丈な鉄製ポールのため、折れたり、倒れるなどの可能性も低いです。
フィールのコンディションに合わせてポールを打ち込む深さを判断する必要があります。
柔らかい芝サイトはやや深めに打ち込むよう意識しましょう。
ポールが鉄製のため、硬い砂利サイトでも小石を砕きながらガンガン打ち込めます。
どんなフィールドでも、強風時の設置はNGです。
③ 優れた耐久性
製品全てが鉄でできており、アウトドアのハードユースに耐えうる頑丈さがあります。
焚き火の際のケトルハンガーとして使用してもまったく問題ありません。
④ 多彩な使い方
ランタンハンバーとしてはもちろん、使い方は無限大です。
グローブを吊るしたり
焚き火のケトルかけ
貴重品ポーチを目の届く範囲に吊るしたり
ウェットティッシュと手が届きやすい距離に吊るしたり
蚊取り線香を吊るすのもよし
食器のクリーニングに便利なECO CAMP CLEANERを吊るしたり
鉄板や食器の乾燥に使えたり
クミンドルのようなセンターホールがあるテーブルを組み合わせたりすると、されに使い勝手がよくなります。
テントを底上げして、撤収時の乾燥にも一役立てます。
⑤ 経年変化が楽しめる
鉄の経年変化はあまりなじみがないかもしれませんが、使う人によって全く異なる表情を見せてくれます。
黒鉄皮は自然発生のため、色にムラや濃淡があり、かすかに青く光るような無骨な質感がたまりません。
防錆びスプレーで黒く塗って使用する方や、そのままの状態で使用し錆びをも楽しむの方もおり、ちなみに管理人は後者です。
錆びが気になる方はKURE556などでメンテナンスをするとよいでしょう。
残念な点3つ
① 重い
鉄素材なため、アルミなどと比較するとどうしても重量がネックになります。
ポールやフックの種類を増やすとさらに重くなります。
設置は大人が行う前提の製品になりますので、ポールの先端部分含め、子どもが扱うにはケガのリスクが高いギアです。
② 設置にハンマーが必要
設置の際には必ずハンマーが必要になります。
スノーピークのパイルドライバーのようり、自重で打ち込むことができません。
ハンマーは忘れずに携帯しましょう!
③ 設置後の移動が不便
ポールは地面に直接打ち込んで固定するため、一度設置してしまうと簡単に移動ができなくなります。
いつも最後に「shock」を設置するようにしています。
収納ケース
ポール、フック類を束ねる伸縮性のあるマジックテープバンドは付属していますが、収納ケースは付属していません。
弓フックの独特の形状にマッチする収納ケースを探すのもなかなか大変です。
C&C.P.H. EQUIPEMENTのロングポールケースはピッタリ収納できるので、おすすめです。
管理人は、「kaze hanger compact V4」セットと一緒にスノーピークのパイルドライバーケース(LT-004B)で収納しております。
ケースは多少変形しますが、チャックはしっかり閉められますので、使用上問題ありません。
6号のコットンキャンバス地にパラフィン・PU加工されていますので、安心感があります。
まとめ
shockは定番のランタン・焚き火ハンガーです。
定番は定番となった理由があり、その質実剛健さ・硬派な見た目は、今後もスタンダードであり続けるだろう。
取り扱いショップ、もしくはsanzokumountainのオンラインストアにて購入可能です。