キャンパーたる者、一つは持っておきたい加圧式ランタン。皆さんはどんなものをお選びでしょうか?
2021年最初のお買い物としてVapalux M320を購入しました。
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その詳細について詳しくレビューして行きますので、よろしければお付き合いください。
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Vapaluxとは
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Vapalux (ヴェイパラックス)は1897年設立した英国のWILLIS & BATES (ウィリスアンドベイツ)社がルーツになります。
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故に外箱には「WILLIS & BATES」の記載があります。
1937年にベースとなる「E41」の製造を開始し、1939年に軍の配給品として「Vapalux」として正式に製造され、れっきとしたミリタリー用品です。
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出典:Vapalux
その後も紆余曲折あってもイギリスでの生産が続けられていましたが、1997年に、Vapaluxブランドはベインズトウ・ブラザーズ・グループに譲渡され、2011年からへ韓国へ生産ラインが移行され現在に至ります。
Vapaluxはイギリスの歴史と密着に関係している故、映画ハリポッターシリーズの「ハリーポッターと死の秘宝」にも登場しています。
日本の正規代理店は株式会社ファロスインターナショナルになります。
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購入品紹介
- カラー:アーミーグリーン
- 材質:アルミダイキャスト (フレーム)、真鍮 (タンク)
- サイズ:H345mm
- 重量:1.9kg
- 燃料:灯油
- タンク容量:900cc
- 燃焼時間:約10時間
- 光量:320CP (キャンドルパワー)【約60W】
- 付属品:日本語説明書、マントル2枚 (1枚本体装着済)
- 生産国:韓国
- 価格:37,000円 (税抜き)
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ファロスインターナショナルさんによる日本語の取扱説明書付きです。
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見開き一枚のみの取説になりますので、詳しい点火手順等は当ブログにてご確認頂けます。
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点火手順
① マントルを装着
マントル破損時に新規マウントを装着します。
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装着は燃料ガス吹き出し口上の溝に引っ掛かるようマントルを通り結び付けます。
装着したマントルによじれがないかを確認し、ふっくらになるよう形を整えます。
マントルは破損するま交換する必要はなく、10回以上の使用は可能です。
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② 給油
燃料タンクに灯油700cc~900cc給油します。900ccを超えてしまうと溢れることがありますので、気を付けましょう。
タンク内不純物が残留している可能性があり、新品初回使用時は灯油で軽くリンスすることをおすすめします。
給油後、燃料キャップをしっかり閉めます。
③ 予熱 (プレヒート)
圧力調整ネジを完全開放します。(反時計回り止まり)
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燃料バルブを完全開放します。(反時計回り止まり)
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グラスチムニーを持ち上げ予熱用のアルコールを予熱カップに満タンになるまで注ぎます。
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アルコールに火をつけ、ヴァポライザー上部を暖めます。
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寒い季節には2回以上行います。この手順が最も大事で、しっかり行わないと燃料漏れや不完全燃焼に繋がります。
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管理人は京都にある風街道具店というアウトドアショップオリジナルのプレヒートボトルを使ってアルコールを注いでいます。
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銅管ノズルの長さが絶妙で、ボトルはHAYES TOOLING & PLASTICSのモノです。
④ 点灯
アルコールが少なくなり、予熱の火が弱まってきたら圧力調整ネジと燃料バルブ閉めます。(時計回り止まり)
2、3回ほどポンピングを行い、バーナーから出る気化した灯油に火が移りマントルが点灯します。
⑤ ポンピング
点灯したマントルの様子を観察しながら1分程度かけて10回ほどポンピングします。
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灯りが安定してきたらゆっくり30回程 (燃料満タン時)追加ポンピングを行います。
必要以上のポンピングを行うとヴァポライザーやニップル (燃料噴出口)の損傷や寿命を縮めることになりますのでご注意ください。
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注意点
マントルからオレンジ色の炎が出たり、火が上がったり(いわゆる炎上)した場合は、すぐに圧力調整ネジを完全に緩め、タンク内の圧を抜き消火を行います。
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大抵の場合、予熱不足でヴァポライザーが十分に暖まってないことが原因です。
再度手順②からやり直します。
消火
圧力調整ネジを緩め、タンク内の圧力を抜くことで自然に灯りが消えます。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC07780-1024x684.jpg](https://www.jeffreyslodge.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC07780-1024x684.jpg)
消灯後燃料バブルも緩めておきます。
運搬や保管の際にはできるだけ残った灯油を抜くようにしましょう。
どうしても燃料を入れたまま保管する場合は、圧力調整ネジを必ず緩めておきましょう。
外気温の影響で圧力が上がり、タンク内からヴァポライザー上部へ燃料が漏れ出ることを防ぐためです。