ギアへのこだわりこそ正義
コーヒー器具

【コマンダンテ C40】 ドイツ発究極のハンドミル (個人輸入)by COMANDANTE

秀逸な点7つ

① ニトロブレードを採用

幾度の研究と検証を経て完成されたのがこのコマンダンテC40の心臓部ともいえるブレード部分。

一般的なミルにはセラミックが多く採用されている中、ニトロブレード=窒素刃(NITRO BLADE® PAT.)という刃物用鋼材であるステンレン剛に窒素を添加した究極の高硬度と耐摩耗性を実現したブレードを開発。

ブレード部分は全て一個の金属から削りされており、非常に高い加工技術と長年の経験が必要とされます。

このニトロブレードの開発だけに約100,000€ (1,200万円)するアナライザーを導入。粒のバラつきを分析しながらブレードの角度などの微調整を繰り返し、やっと今の完成された形になった。

職人のカンに頼るのではなく、エンジニアらしい最新機材を使った科学的な分析も取り入れ何ともドイツらしいモノづくり。

そのあまりのキレ味に手入れ時など、細心の注意を払わなければいけない。

取扱説明書にも、バリーのエッジ部は非常にシャープなため、取扱時には細心の注意を払い、小さい子供に触らせないようドクロマーク付きで注意喚起しています。

② 高い均一性

極細挽きから粗挽きまで対応し、粒の均一さは現在使用しているスノーピークのフィールドバリスタミルと比較しても一目瞭然。

管理人

この粒のバラつきの少なさがニトロブレードの最大な特徴です。

豆が固定された歯と回転する円錐状のニトロブレードを通過時に粉砕する「コニカル式」のため、

刃物のようなニトロブレードは豆を「磨り潰す」というよりは「切る」というイメージになりますので、グライド中に発生する「微粉」を最小限に抑えることが可能。

微粉とは、コーヒー豆のグラインド時に目的の挽き目でない細かいコーヒーの粒子・粉末のこと。

抽出時に微粉が混ざり込むと、味に渋みや不必要な苦みが出て、味に悪影響を与えると言われています。

微粉をゼロにすることはできませんが、できる限り抑えることで、雑味が少なく非常にクリーンな味わいになります。この微粉のを出す量がグラインダーの性能を測る重要な指標の一つ。

③ 挽き目が細かく調整可能

ダイヤルをカチカチ回すことで、挽き目が極細から粗挽きまでほぼ無段階で細かく調整できます

調整ダイヤルの裏の丸い突起が、ブレード側の凹みに合わせてカチカチ回ります。

エスプレッソ、ハンドドリップ、プレンチプレスなどオールマイティに対応が可能。

管理人

管理人はよく行っているハンドドリップに適した中挽きが最もコマンダンテC40の性能が発揮されます。

中挽きはダイヤルを締めた状態で約30カチカチです。

あまり粗く設定しすぎると粒のバラつきが多くでますのでお勧めしません。

④ 一回で40gの豆が挽ける

一回で40gの豆を挽けるグラインダーはそうそうありません。

付属キャニスターのMax容量が約40g

スノーピークのフィールドバリスタミルは容量20gに対し倍の容量があり、複数人分の粉を一回で挽けて効率的です。

管理人

2,3杯分を一気に淹れ、タンブラーで保温しながらゆっくり飲めるもGoodです。

⑤ 軽いハンドル

大きめのハンドルグリップは天然木から削りだされた逆三角形状で、握り心地抜群で無駄なく力がブレードに伝わります

切れ味抜群なニトロブレードを支える軸にベアリングも内蔵されているため、初めてハンドルを回した時の滑らかすぎる挽き心地が衝撃性的で今でも覚えています。

管理人

さほど力が必要なく、連続で挽いても疲れませんので、一般的なハンドミルよりも効率より豆が挽けます

前述まめを磨り潰すのではなく、切り刻む感覚ですのその心地いい「ゴリゴリ」の中毒者続出だとか。

⑥ 圧倒的存在感

ユーザー第一の視点で作られた芸術品にも似たオーラがあり、自宅・キャンプ場かかわらず圧倒的な存在感を放てます。

キャンプ映えな姿に惚れ惚れです。

⑦ カラーバリエーションが豊富

通常のハンドミルと違い、カラーバリエーションがとにかく豊富です。

出典:DoubleShot Coffee
管理人

管理人はブラックをチョイスしましたが、レッドなど珍しいカラーも人気で、サイトに合う色を選ぶのも楽しいです。

ブラックは特に存在感重量感があります。

そのメタリックな質感は握りやすいグリップを実現。

残念な点3つ

① 入手困難

前述ニトロブレード部分が職人による手作業で生産されているため、そもそも大量生産ができない代物です。

ドイツミュンヘン地区のウンターハヒングにある工場は、月数千個の生産キャパしかなく継続的に続く全世界からのバックオーダーを捌き切れず入手困難な状況が続いています

日本では、2013年の「ワールドコーヒーロースティングチャンピオンシップ」で世界一に輝いた焙煎士、佐藤直紀氏がテレビ番組で紹介されて以来、人気が爆発し予約すら受け付けできない程です。

管理人が行きつけのキャンプカフェショップのTarptotarpでも取扱が決まったものの、入荷時期などは依然不透明な状況です。

そんな状況ですが、管理人はアメリカの正規取扱店であるSpecialty Turkish Coffeeより運よく個人輸入ができました。

② 高価

日本での定価が36,000円ほどで、ハンドミルの中では突出して高価です。

管理人

グレイジーなど程のブレードの精度等のギミックやハンドメイドの生産過程を考えると値段に見合う価値は十分あると考えています。

ただ、入手困難な状況が続いているため、転売が横行しオークションサイトでは50,000円を超える異常ともいえる高騰を見せています。

管理人はアメリカのSpecialty Turkish Coffeeのオンラインで購入し、友人が出張ついでにハンドキャリーしてくれたおかげでアメリカ定価の250ドルと日本に比べ大分く購入でいました。

③ 携帯性

ハンドミルの中で間違いなく大きな部類に入ります。また付属のキャニスターもガラス製のため、割れるリスクが付きまといます。

管理人

携帯性が良いとは言えませんが、オートキャンプがメインの管理人にとっては気にするほどではありません。

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