カーミットチェアとは

KERMIT CHAIR(カーミットチェア)は1984年頃にオートバイライダーのKermit(カーミット)という名の熱狂的なモーターサイクリストによって設計され、産声をあげました。
彼はバイクで走っては野宿するツーリングキャンプをよく楽しんでいました。当時、バイクに積めるポータブル性能に優れた軽量、コンパクト、頑丈で快適な椅子は何処にもありませんでした。
そこで、カーミットは小さな袋に簡単に分解収納できるKERMIT CHAIR(カーミットチェア)を産み出したのです。
2003年には長年のカーミットチェア愛好家でもあるTom Sherrill(トム シェリル)へ引き継がれ、今なおテネシー州ナッシュビルにてハンドメイド生産される「Made in USA」
華奢な足からは見えない、しっかりとした作りと耐久性、野外でのラフな扱いを想定しての、厚くコーティングされたニス、コンパクトに収納できるものとは思えない快適なすわり心地。
設計者Kermitの思いが垣間見えるプロダクトです。
出典:KERMIT CHAIR
キャンパーの中ではもはや定番中の定番であるカーミットチェアについて、今更ですが、紹介させて頂きます。

やはり何と言ってもアメリカ製というところに強く惹かれます。

日本総代理店
株式会社デイトナ・インターナショナルさんはカーミットチェア日本総代理店で、日本国内でカーミットチェアの販売及び部材(パーツ)の供給を行っています。
残念ながら、管理人のようなアメリカで購入したユーザーへの部材(パーツ)共有はされてないようです。
購入品紹介
- モデル:ウォールナット
- サイズ:スタンダード
- カラー:ブラック
- 重さ:5.5lbs (2.5kg)
- 価格:243.45 USD

管理人は仕事でアメリカ出張のチャンスがありましたので、そのタイミングで本社のオンラインショップより購入しました。
ちなみに、ウォールナットのブラックは国内でも欠品しており、入手が難しくなっています。
価格
日本正規価格 | 38,500円 2020年5月10日時点 |
アメリカ定価 | 27,473円 ※(243.45ドル) 2019年4月購入時 |
日本で購入するよりも1万円程安く、アメリカへ行くチャンスのある方は是非個人輸入をトライしてみてください。
お願いをすれば、宿泊のホテルにも送ってくれますので、簡単な英語ができれば問題ありません。
ただし、先述の通り、個人輸入は国内保証対象外の上、パーツも供給してもらえないとなると、差額の1万円をどう捉えるかは人によって分かれるところです。
あまり好きな言葉ではないが、自己責任でお願いいたします。
秀逸な点5つ
① 絵になる
今じゃおしゃれキャンパーのみならず、インテリア業界人の方々が愛用しているのも度々目にします。

自宅のリビングやベランダ、ピクニック、子どもの運動会などキャンプギアの中随一の汎用性を誇っています。
何より、持っているヘキサテーブルセットとばっちりコーディネートができる、そしてハマる!

② 軽量かつコンパクト
折り畳めば約11 x 16 x 56cmのサイズで収納が可能。ヘリノックスのチェアワンと同じクラスのコンパクトさ。


分解するのに結構手間なので、管理人は折り畳むだけで車の隙間に突っ込んで収納してます。オートキャンプメインの方は間違いなくこっちの方が多いですね。
③ カスタムパーツが豊富
ここまで人気のギアともなれば、ガレージブランドによるカスタムは必須です。
カーミットチェアはそのカスタム心を満たしてくれる逸品であります。
マイスタシート
NATUNATURAL MOUNTAIN MONKEYSとBALLISTICSのコラボ商品で、カーミットチェアカスタム定番のアイテム。
座面を張り替えることで、お尻はホールドされ、各段に座り心地がよくなりました。

他も様々のメーカーから、様々な素材の着せ替えシートがリリースされてます。
NOVITA(ノビタ)
マイスタシート同様、NATUNATURAL MOUNTAIN MONKEYSとBALLISTICSによる腰にやさしぃコラボ商品。
管理人が購入したのはシルバーカラーのサイズ120mm。
腰痛の改善が期待でき、立ち上がりがかなり楽になります。気になる方は実際取扱店舗に足を運んで各サイズを座り比べてください。
ONES_TABLE
北陸の大物ガレージブランドINAVANCEさんが手掛けるカーミットチェア専用サイドテーブルセット。

いつかは手に入れたいギアです。装着したまま折り畳むことが可能でかなり重宝しそうです。
これが持っているカーミットチェアにドッキングされれば、いよいよ完全体となります。
ちなみに、カーミットチェアのフレームと同じウォールナットバージョンが欲しいです。
ヘリノックスサイドストレージ
収納力を劇的に向上させてるサイドストレージも必須アイテムです。

ゴムキャップ
これはカスタムというか、ただの保護になります。
パイプ用脚ゴム24mmを二つ前足につけており、脚の保護とリビングで使用する際のフローリングの保護が目的。
24mmがちょうどいい簡単に抜けないサイズ。ただ、押し込むのに少々力が必要です。

本体フレームがウォールナットのため、黒のキャップも悪目立ちせず馴染んでる感じ。
残念な点2つ
一年ほど使用しており、正直特にダメな点が見つからないくらい気に入ってます。
強いていうなら、下記2点が挙げられます。
① 類似品が結構ある
様々なブランドから似たようなチェアがリリースされてますが、中でもよく比較されるのがハイランダーのウッドフレームチェアです。
ハイランダー製品はコスパが圧倒的に優れていますが、カーミットチェアの方が圧倒的に所有欲を満たしてくれます。安物買いの銭失いで、後々買い直すなら、最初から本物を入手したいものです。
詳しくは下記ブログの比較記事をご参照。
https://yosojicamp.com/kermit-woodframe-comparison.html/3
② 価格設定
前述通り、日本で正規品を購入するのは値が張ります。家族全員分を揃えてカスタムまでして。。。考えるとぞっとします。
我が家もまだ一脚しか所有してないので、次回アメリカへ出張する際にはもう一脚の購入予定です。
ゆっくり欲しいギアを集めるのもキャンプの楽しみ方だと思います。
まとめ

この記事を読まれて、欲しいと思ったらい買いです。
一生添い遂げられる相棒を入手してください。
